サバイバーズ・ダイアリー

忙しい毎日、食費を抑える私の小さな工夫

Tags: 食費, 節約, 家計, 育児, 共働き

日々の暮らしの中で、食費とどう向き合うか

仕事と育児、毎日やることが山積みで、あっという間に時間が過ぎていきます。そんな中で、どうしても気になるのが日々の出費、中でも食費です。家族の健康のためにも美味しいものを食べさせたいけれど、家計の負担はできるだけ抑えたい。この狭間で悩んでいる方は、きっと少なくないのではないでしょうか。

私も以前は、疲れて帰ってきてから買い物に行ったり、献立を考える余裕がなかったりで、ついつい割高なお惣菜に頼ったり、無駄なものを買ってしまったりすることがよくありました。ですが、少しでも将来のために貯蓄したい、日々の生活にゆとりを持ちたいという思いから、食費のやりくりについて考え始めました。

これは、専門家のアドバイスや特別なテクニックではありません。ただのパートタイマーである私が、日々の暮らしの中で試行錯誤しながら見つけてきた、小さな「サバイブ」の知恵、つまりリアルな記録です。

わが家の食費を助ける三つの小さな工夫

1. 週に一度の「まとめ買い」を徹底する

週の初めか休日に、一度に食材をまとめ買いするようにしました。以前は「あれがない」「これが足りない」とちょこちょこ買い物に行っていましたが、その度に予定していなかったものまで買ってしまうことが多々ありました。まとめ買いは、買い物に行く回数を減らすことで、無駄な衝動買いを防ぐ効果があると感じています。

買うものを決める際は、だいたい週の献立をざっくりとでも考えてからリストアップします。完璧に決めなくても、「この肉は炒め物と煮物に使おう」「この野菜はこれとこれに使い回そう」といったイメージを持つだけでも違います。そして、リスト以外のものは買わない、というマイルールを設けています。

2. 冷蔵庫・冷凍庫の「見える化」と使い切り

まとめ買いした食材や、使いかけの野菜などが冷蔵庫の中で迷子になってしまい、結局傷ませて捨ててしまったという経験はありませんか。これは家計にとって大きな損失です。

私は、冷蔵庫の中を定期的に整理し、何が入っているかを把握するように心がけています。特に、使いかけの野菜や半端に残った食材は、手前に置いたり、小さなタッパーに入れたりして「見える化」します。そして、「今日はこの半端な野菜を使い切ろう」という意識を持って献立を調整するようにしました。

また、すぐに使い切れない肉や魚、きのこ類、刻みネギなどはすぐに冷凍します。平日の忙しい時に、冷凍しておいた食材をそのまま使えるのは非常に助かりますし、無駄なく使い切ることにも繋がります。

3. 諦めずに「安い食材」を味方につける

物価が高騰する中で、以前と同じ食材を同じように買うのは難しくなってきました。そこで、少しでも価格が安定している、あるいは特売になりやすい食材を積極的に取り入れる工夫をしています。

例えば、鶏むね肉やもやし、豆腐、きのこ類は比較的安価で栄養価も高い優等生です。これらの食材を飽きずに食べられるよう、様々な調理法を試したり、家族が喜ぶ味付けを研究したりするのも楽しいものです。インターネット上には、安価な食材を使った美味しいレシピがたくさん公開されており、私も参考にさせていただいています。

また、旬の野菜は栄養価が高いだけでなく、価格も手頃なことが多いです。八百屋さんや直売所などを覗いてみるのも新たな発見があって面白いかもしれません。

完璧でなくても大丈夫

これらの工夫は、どれも特別なことではありません。もしかしたら、すでに実践されている方もいらっしゃるかもしれません。大切なのは、「こうしなければならない」と完璧を目指すのではなく、「これなら今日の自分にもできそうだ」と思えることから一つずつ試してみることだと感じています。

うまくいかない日があっても落ち込む必要はありません。外食に頼る日があっても、それはそれで頑張った自分へのご褒美です。日々の小さな努力の積み重ねが、少しずつですが、家計にゆとりを生み、心の安心にも繋がっていくと信じています。

同じように日々の暮らしの中で奮闘されている皆様にとって、この記事がほんの少しでも、共感やヒントになることがあれば幸いです。