サバイバーズ・ダイアリー

頑張れない日の自分を許すには。心と体を立て直す私の方法

Tags: 育児, 両立, 疲労回復, メンタルケア, サバイブ

完璧を目指せない日、自分を責めていませんか

毎日、朝から晩まで、仕事に育児に家事に追われる日々。特に小さなお子さんがいたり、一人で多くのことを抱え込んでいたりすると、思い通りにいかないことばかりと感じることもあるのではないでしょうか。

「今日は全然ダメだった」 「もっと要領良くできれば」 「他の人はもっと頑張っているのに」

そんな風に、頑張れない自分を責めてしまい、さらに気持ちが沈んでしまう。心と体の疲れは蓄積する一方なのに、休むことにも罪悪感を感じてしまう。これは、現代社会で懸命にサバイブしようとしている多くの方が経験していることかもしれません。

私自身も、かつては「頑張らなければ」「完璧でなければ」という思いが強く、少しでもペースが乱れると自分をひどく責めてしまう癖がありました。しかし、それでは体がもたず、心の余裕も失われていくことに気づいたのです。これは、私の「サバイブ」の記録の中でも、特に向き合うのに時間がかかった課題の一つです。

「頑張れない日」は誰にでもある、という現実を受け入れる

まず、大切なのは「頑張れない日があるのは当たり前だ」という事実を受け入れることです。私たちには体力の波があり、感情の波があります。子どもが体調を崩したり、職場で予期せぬトラブルがあったり、ただ単に睡眠不足だったり。理由は様々でも、「今日はどうしても力が出ない」という日は誰にでも訪れます。

そんな時に、理想の自分と現実の自分を比べて落ち込むのではなく、「ああ、今日はそういう日なんだな」と、一度立ち止まってみること。これは決して諦めではなく、自分自身の状態を正確に把握するための第一歩です。

私の日々の記録の中にも、「もう何もしたくない」「とにかく横になりたい」と書かれたページがたくさんあります。そんな時、以前の私なら「こんなことではダメだ」と無理やり体を動かそうとしていました。しかし、今は「体が休息を求めているのだな」と、その声に耳を傾ける練習をしています。

「頑張れない自分」を許すための小さなヒント

自分を責めるループから抜け出すために、私が日々の記録を通して見つけたいくつかのヒントをご紹介します。

  1. 「最低限」のハードルを下げる: 完璧な料理、完璧な掃除、完璧な対応…それらを一度手放してみます。今日の最低限は何だろう? 冷凍食品でも良い、洗濯物は畳まなくても良い、子どもの話は「うんうん」と聞くだけでも良い。自分にとって「これだけはクリアできたらOK」というラインを、いつもよりずっと低く設定してみます。
  2. 「しなくても大丈夫」リストを作る: 今日のタスクリストから、「これは今日でなくても大丈夫なこと」をリストアップします。そして、それらは「しなくても大丈夫」と自分に許可を出します。全てをこなす必要はありません。
  3. 過去の自分に目を向ける: 頑張れない自分ばかりに目を向けるのではなく、これまでの自分が乗り越えてきたこと、頑張ってきたことを思い出します。小さなことでも構いません。「あの時も大変だったけど、なんとか乗り越えたな」という経験は、今の自分を支える力になります。
  4. 自分への優しい言葉をかける: もし友人が同じ状況で苦しんでいたら、何と声をかけるでしょうか。「大丈夫だよ」「よく頑張ってるね」と、きっと優しい言葉をかけるはずです。その言葉を、そのまま自分自身にかけてあげてください。「今日もなんとか生き延びている。それだけで素晴らしい」と。

心と体を「立て直す」ための私のサバイブ知恵

頑張れない日を「乗り切る」だけでなく、少しでも「立て直す」ために、私が実践している具体的な工夫です。

完璧じゃない日も、あなたのサバイブの記録

「頑張れない日」は、決してあなたの価値を下げるものではありません。それは、あなたがこれまで一生懸命に頑張ってきた証であり、心や体が「少し休もうよ」と教えてくれているサインです。

そんな日があっても良い、自分を許して良いのです。そして、たとえ小さな一歩でも、心や体を立て直すために試したこと、自分を労わるために選んだこと、それらはすべて、あなたの日々の大切な「サバイブの記録」となります。

完璧な日々を目指すのではなく、「なんとか今日を乗り切れた」「少しだけ心穏やかになれた」という小さな成功体験を積み重ねていく。その積み重ねこそが、私たちを強くし、この困難な時代を生き抜く力になっていくのだと信じています。

あなたの日々が、少しでも穏やかであるよう願っています。